2016年12月17日土曜日

Bice/Let love be your destiny(LP)

2002年にリリースされたBiceのセカンドアルバムがLP化されました。当時、僕は大学生で一番レコードを買っていた時期でしたが、名前くらいしか知らずちゃんと聞いてなかったアーティストでした。まあ、当時CDオンリーのリリースだった理由も大きいかもしれません。(すみません。。)

内容はというと、各所のレビューに書かれてある通り60年代のサイケ、ポップスをベースにネオアコ、特にPrefab Sproutのような音世界が構築されています。しかも宅録なんですよね、この作品。凄いな。

特に松本隆さんとの共作、Cloudy Skyが素晴らしいですね。こんな声でこんな曲歌われたらどうしたらいいんでしょうか、って感じです。

ちなみに彼女は2010年に亡くなってしまいました。本当に残念ですね。個人的には、ちょっと音は違いますが、そういう点含めて英国のSirimaと被ってしまいます。他の2枚のアルバムも是非ともLP化していただきたいものです。

Bice/Let love be your destiny(LP)



(追記)

結局、去年からずっと聴いてますが全く飽きません。この作品を聴いてると2002年頃の空気感というか、学生時代、京都に住んでいた頃に流れていた音楽ともリンクします。

当時はポストロックやエレクトロニカも流行っていて、A6"Slow Dive"なんてモロにそんな雰囲気を感じますね。打ち込みのあり方とか。SEの入り方とか。

個人的にはこのアルバムだと、A2"The girl in the letter"、A3"Cloudy sky"、A6"Slow Dive"、B3"私とポールの事"あたりがかなり名曲かと思います。でもやっぱり何度聴いても思うのが、こういった曲群はかなり音楽好きで、色んな音を知らないと書けないと思いますね。やっぱり凄いなあ。

ちなみに生前彼女はZombiesからPrefab Sproutまでフェイバリットに挙げていたみたいですが、この作品を聴くとそれも納得できます。

2017現在、僕の趣向的にギターポップやネオアコから遠ざかりつつありましたが、こういう作品に出会って感じるものがあれば、まだ大丈夫かな?とか思えたりして安心できたりしますね。

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